創業者の鬼塚喜八郎が、夕飯にタコの酢の物を見て思いついたというエピソードが残る「吸着盤型バスケットボールシューズ」。
ソール全体をタコの吸盤のように凹みを深くし、ストップ性とスタート性を高める靴底の意匠登録証には鬼塚喜八郎の文字が見て取れます。

1961年のカタログには「商標のはなし」のページがあり、商標が企業を繁栄させる、つまりは当時からブランドの重要性を説いていました。
現在アシックスシューズの象徴的なデザインとなったアシックスストライプ(当時のメキシコライン)は1966年に誕生しました。
最も古い商標登録はイギリスでした。
1973年のオニツカ株式会社の会社案内には、特許権や商標権などの登録件数が紹介されていました。
「アスリートの話にじっと耳をかたむけ、それに適応する要素を科学的に分析・研究し独特の商品開発技術と多くの特許を持ち・・・」とあり、これは現在も継承されています。
