日常的なデスクワークがもたらすメンタルヘルスへの影響について アシックスが約15分の身体を動かすデスクブレイクを提唱!日本では10月7日から10月11日までMove your Mind Weekを開催

2024.09.30 PRESS

240930Desk Break experiment.jpg

 アシックスは、このたび、世界の人々の日常的なデスクワークとメンタルヘルスの関係性についての調査「Desk Break experiment(デスクブレイクエクスペリメント)」を実施しました。「Desk Break experiment」は、約15分の身体を動かすデスクブレイクが普段からデスクワークを行うオフィスワーカーのメンタルヘルスにどのような影響を与えるかを検証したものです。

 今回の検証は、日本を含む16カ国から主にデスクワークを行う計80名のオフィスワーカーを対象に2週間実施しました。1週目は普段どおりの業務を行っていただき、身体を動かすデスクブレイクはとらず、運動習慣も制限しました。2週目は普段どおりの業務を行いつつ、毎日約15分の身体を動かすデスクブレイクを行っていただきました。検証では、1週目と2週目の主観的測定値(心の状態スコア※1、知覚ストレス、生産性、集中力など)と客観的測定値(ストレススコア、歩数、心拍変動)を参加者から収集し、それぞれの変化を比較しました。

 その結果、オフィスワーカーが1週間毎日仕事の合間に約15分だけ身体を動かしたところ、心の状態の平均スコアが22.5%改善し、スコアは100点満点中62点から76点に上昇しました。また、知覚ストレスが14.7%低下し、生産性が33.2%向上、集中力が28.6%改善しました。さらに、心の状態スコアにおけるリラックスのスコアが33.3%、穏やかさと回復力のスコアが28.6%向上しました。加えて、参加者の79.2%が、定期的に身体を動かす機会があれば雇用主への忠誠心も高まるだろうと答えました。

 ※1 10の認知的および感情的特性(冷静さ、回復力、ポジティブさ、充実感、リラックス、自信、鋭敏さ、穏やかさ、集中度、エネルギッシュさ)を独自の方法でそれぞれ点数化。点数が高いほどポジティブな精神状態であるといえます。

【調査概要】

調査期間:2024年7月15日~7月26日

参加者数:16カ国 計80名 ※2

 ※2 調査した国:オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、インド、イタリア、日本、マレーシア、オランダ、スペイン、スウェーデン、タイ、イギリス、米国、アラブ首長国連邦

     参加者の属性:18歳以上の健康的な男女


 本調査は、キングス・カレッジ・ロンドン勤務で運動とメンタルヘルス研究の第一人者であるブレンドン・スタッブス博士が監修しました。

 また、主にデスクワークを行うオフィスワーカー約7,000名を対象に実施したオンライン調査※3では、デスクワークを2時間続けただけで心の状態スコアが下がり始め、ストレスレベルが上昇することが分かりました。デスクワークを4時間以上続けた場合は、ストレスレベルが18%も上昇しました。

 ※3 2024年9月に実施。調査した国は、オーストラリア、ブラジル、ドイツ、日本、オランダ、イギリス、米国の7カ国。


 2024年1月に10年ぶりに改訂された厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」※4では、「座位行動」という概念が新たに設けられ、座りすぎを避けて少しでも多く身体を動かすことが推奨されています。

 ※4 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html

 アシックスは、「健全な身体に健全な精神があれかし」を創業哲学に掲げ、誰もが一生涯運動・スポーツに関わり心と身体が健康で居続けられる世界の実現を目指しています。また、創業哲学を表すブランド・スローガン「Sound Mind, Sound Body(サウンドマインドサウンドボディ)」には、身体を動かすことをより身近に感じてもらい、みなさまの日常生活が心身ともにより健康で充実したものになるようにとの願いが込められています。今後も、健康的で豊かなライフスタイルの実現に貢献することを目指し、さまざまな研究、取り組みを推進していきます。

〇ブレンドン・スタッブス博士のコメント

 これまでにも、運動がもたらすメンタルヘルスへのポジティブな影響を数多く示してきましたが、今回の調査では、約15分の身体を動かすデスクブレイクがWell-being(ウェルビーイング)の向上とストレスの軽減にどれほど有効かを明らかにしました。また、身体を動かすデスクブレイクは、職場に対する人々の意識さえもポジティブな方向に変化させるパワーがあることがわかりました。

Move your Mind Weekについて

 10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。アシックスジャパンは、10月7日から10月11日までを「Move your Mind Week(ムーブユアマインドウィーク)」とし、さまざまな取り組みを実施します。

【Desk Break Lesson】

 場 所:アシックスラン東京丸の内

 日にち:10月7日および10月10日

 10月7日はランニングインフルエンサーの三津家貴也さん、10月10日は元プロ卓球選手の石川佳純さんをスペシャルゲストに迎え、デスクブレイクにおすすめの運動を紹介します。詳細は下記の申し込みサイトをご覧ください。

 https://moshicom.com/h/d71i7frh3jksosk8cccc4gwoc

【Move & Get a Coffee】

 場 所:アシックスラン東京丸の内

 日にち:10月7日から10月11日までの5日間

 店内のランニングステーションを利用し、当社が提供するフィットネス・トラッキング・アプリ「ASICS Runkeeper(アシックス ランキーパー)」を使って15分以上運動した方を対象に、カフェスタンド「Marunouchi Happ. Stand & Gallery」で使用いただけるドリンクチケットをお渡しします。詳細は下記特設サイトをご覧ください。

【The Desk Break Runkeeper Challenge】

 日にち:10月1日から10月31日まで

 約15分の運動にチャレンジいただく「The Desk Break Runkeeper Challenge」を実施します。当社が提供するフィットネス・トラッキング・アプリ「ASICS Runkeeper」を使って参加いただけます。

〇特設サイト

https://www.asics.com/jp/ja-jp/mk/world-mental-health-day-2024

 特設サイトからご覧いただける動画では、俳優のBrian Cox(ブライアン・コックス)さんが怖い上司を演じ、オフィスワーカーに対し短時間の身体を動かすデスクブレイクを行うことを呼びかけています。

PDF版のダウンロードはこちら

プレスリリースに戻る