模倣品対策

模倣品対策

ブランドの成長に比例して、模倣品による被害が増加しています。
模倣品を放置することは、ブランドの毀損、販売機会の喪失による経済損失、劣悪な品質の模倣品によるお客様の健康被害や、押収された模倣品の廃棄により生じる環境汚染など、さまざまな社会的な問題につながります。
知的財産部は、悪質な模倣品による被害からお客様を守り、安心して商品をご使用していただくため、そして、アシックスグループのブランドを守るため、「模倣品は許さない」という強い姿勢で、模倣品の撲滅に向けて世界各国で積極的に活動しています。
対策活動の事例

2024年度のベトナムにおける活動事例
2024年3月にベトナム・ハノイで開催された、官民一体の活動の一環である「ベトナムエンフォースメント機関職員向けセミナー」に日本企業団の一員として、またタイの国家捜査機関などを同年3月と12月に独自に訪問し、模倣品対策活動への今後の協力関係を確認しました。この活動の成果の一つとして、バンコクのショッピングセンターにおけるDSIの大規模自主摘発が行われました。また、中国においても、工場や倉庫を中心に模倣品摘発を進め、消費者の皆様の被害を防ぐための活動を推進しています。

INTA2025 特許庁ブースへのシューズ出展
5月17日~21日にかけてサンディエゴで開催されたINTA(世界商標会議)総会では、特許庁のブースにOnitsuka Tigerの定番モデルである“MEXICO 66”の真正品と模倣品を並べて展示しました。近年は模倣品の品質が上がってきているため、どちらが模倣品か判別できない来場者もいました。模倣品の巧妙化は商標権での保護の限界を考慮すると、大変悩ましい問題であり、当社としても引き続き啓蒙活動や模倣品が一般市場に出回らないよう、より対策を強化していきます。

世界中の模倣品現場に赴き、実際に目で見て、肌で感じる
ブランド保護チームスタッフは現場主義を大切にしています。模倣品の情報をメールなどから得ることは簡単ですが、実際に現地に赴くと想像とは違う現実が広がっています。そこから目を背けるのではなく、自分たちの足でマーケットを視察することで、それぞれの国事情を通した模倣品の問題が沢山見えてきます。そのため、チームスタッフは積極的に各国を訪問し、自分たちで市場調査を行っています。また、各国の官公庁を訪問し、現地職員の方々と意見交換をする機会も大切にしています。目の前にある問題をFace to Faceで話し合うことで、国を越えた相互理解を更に深めています。

『なりすましメール』及び『偽サイト』にご注意ください
ネットサイトによる物品の購買需要が一気に拡大したことにより、店頭での模倣品販売だけでなく、ECサイト等による模倣品の販売や販売を装った偽サイトが近年激増しています。ブランド保護チームスタッフは日々そのようなサイトを監視し、削除を行っています。偽サイトの詳細については下記サイトをご参照ください。