アシックススポーツ工学研究所
スポーツ工学研究所とは
アシックススポーツ工学研究所は、「Human-centric science」にこだわり、人間の運動動作に着目・分析し、独自に開発した素材や構造設計技術を用いることによって、スポーツを通じた人々の可能性を最大限に引き出すイノベーティブな技術、製品の研究に取り組んでいます。

事例 01
METASPEED シリーズは、ストライド型とピッチ型の走法の違いに着目し、ランナーそれぞれのタイプや、身に着けた走り方に合わせてパフォーマンスが向上できるよう設計されたトップアスリート向けのランニングシューズです。
スポーツ工学研究所では、ランナーデータの蓄積と分析から「ストライド型」「ピッチ型」の走行タイプの違いの再定義を行い、走法タイプに合わせた2種類の製品を提案、METASPEEDシリーズが完成しました。現在も多くのアスリートのヒアリングやデータ測定を通じてシリーズの進化に貢献しています。

事例 02
METARISE 2はパワフルなジャンプとソフトな着地を追求したバレーボールシューズです。
アシックススポーツ工学研究所では、スパイク時のジャンプ動作を測定、その分析結果からミッドソールのカーボンプレートとつま先部のカーブの設計を最適化しました。研究所内の実験において前モデルより約2.0cm高いジャンプを実現(※)し、選手のパフォーマンス向上に貢献しています。
※アシックススポーツ工学研究所で測定したスパイクジャンプ時における骨盤中心の最高位置。数値は被験者10名(大学男子バレーボール部)の平均値であり、効果には個人差があります。

研究体制
学術発表

受賞一覧
研究所 沿革
1977 | 技術研究室の設立 アパレルの研究を行う研究部門が本社(大阪)に設立される。 |
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1980 | シューズ基礎研究課の設立 シューズ事業部シューズ企画開発部(神戸工場内)にシューズの基礎研究部門が設立される。 |
1982 | シューズ開発センターの竣工 神戸市須磨区にシューズの基礎研究部門が移設される。 |
1985 | スポーツ工学研究所の設立 ポートアイランド(神戸市中央区)への本社移転に伴い、シューズ、アパレルの研究部門が統合され、スポーツ工学研究所が設立される。 |
1990 | スポーツ工学研究所の竣工 人財開発センターを併設した研究施設を神戸市西区に竣工。 |
2015 | 新館増設、既存館の改修 グローバル発信可能な研究所として規模拡張、施設再編、研究開発が強化される。 |